
こんにちは、齊藤です。
この1〜2年で仙台にも駅前を中心に様々な大衆酒場がオープンし、飲食業界はまだまだ大衆業態の大きな波があります。
看板商品となるメインの商材をしっかり据え置きつつ、全体的なメニュー構成や単価設定を気軽に利用できるように設定し、顧客を掴んでいく戦略です。
まず軸になる看板商品は魅力があり、他店舗と差別化が図れていること。
他の料理やドリンクメニューも、お客様が一定以上のクオリティとお値打ち感を感じていただけることに加えて、店舗サイドの収益性も確保していくバランス感覚が求められます。
顧客を掴み生き残っていくには、大衆酒場業態は非常に難しい舵取りが求められます。
仙台駅東口に面白い新鋭酒場が登場
話を戻しますが、今回は昨年末にオープンして間もないですが、既に注目を集める仙台駅東口の新鋭酒場「不二子」をご紹介します。
場所は少し分かりにくいところにありますが、店構えがもう私の心をグッと掴んできました。
夜の通りの中に、暖かいオレンジ色の灯りが良い雰囲気を醸し出しています。
良い店の匂いが漂ってきますね!
お店自体は2階建てですが、店主のお話では運営体制が整い次第、2階もオープンするとのことでした。
そうなると宴会利用のお客様に向けたコースプランなど、メニューも充実してくると思います。

1階はL字型のカウンター席と奥にテーブル席が4つのレイアウトでした。
初回はテーブル席、2回目はカウンターをそれぞれ利用しました。
どちらも開店と同時に行きましたが、1時間もしないうちに店内の8割はお客様で埋まったのを見ると、注目度の高いお店ですね。
3名以上でテーブルを利用したい場合は、事前に予約するのが良いと感じました。
看板メニュー&豊富な酒肴メニュー
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本日のメニュー -
壁にもメニューが
大衆すし酒場という業態ですので、肝心の寿司メニューはお好みで1貫からでも注文できます。盛り合わせもあります。
もちろん刺身盛りや海鮮系の酒肴も様々ですが、中華料理や創作料理のテイストがある料理も多く、メニュー構成は縛りなく店主のイマジネーションで自由に組み立てている印象です。

ホルモンの塩煮込みは、あっさりした塩出汁と柔らかく炊いたホルモンの組み合わせが良く、日本酒にも合いました。(画像撮り忘れました)

看板商品の「灰干焼き」は、魚串スタイルでじっくり焼き上げた逸品です。
熟成された魚の風味がしっかり引き出された調理法ですね。
一般的な一夜干しや魚の炙り焼きとは一味違います。
さっと醤油をかけた「鬼おろし」を乗せて食べると美味しいです。
セレクトしやすい日本酒メニュー
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味わいチャートでタイプ分け -
ハイボールの価格設定が良心的
ハイボールの価格設定が290円と良心的で嬉しい価格設定です。
隣の席のおじさん達は終始ハイボールをガブ飲みでした(笑)
日本酒は地元にこだわらず、店主のお気に入りの銘柄がセレクトされています。料理に合うスッキリとした食中酒が多い印象です。
日本酒ビギナーでも商品選びの基準となる大まかなタイプ分けがされており、お客様への配慮が感じられます。
日本酒の敷居を下げて、幅広いお客様に気軽に楽しんでもらうためには、こうしたお店側のちょっとした工夫があるか無いかで違いますね。
いかがでしょうか?
これからお店がますます軌道に乗っていった先、今以上に魅力あふれるメニューで楽しませてくれる、そんな期待感のあるお店でした。
まだ封印されている2階フロアがオープンするとなると、宴会コースや飲み放題プランもスタートするかもしれません。
私も定期的にチェックしに行こうと考えています。

皆さんもぜひ不二子に行ってみてください。