皆さんこんにちは、齊藤です。
本日は飲食店で使える接客英語の第3回目です。
どんな人に役立つのか?
- 「外国人のお客様が多いから、お店で使える実用的な英語を学びたい」
- 「お店のシステムやメニューの説明などを確実にお客様に伝えたい」
- 「ご来店からお帰りまで、シーン別に使えるフレーズを沢山学びたい」
こうした飲食店のスタッフの方に役立つように、実際の営業の流れを意識した構成で英語フレーズを紹介していきます。
本記事の4つのメリット
- お客様のご来店からお見送りまでの各シーン別で役立つ実践的な英語フレーズを網羅しています。
- 実際の営業を想定しての細かいボキャブラリーや、日本の飲食店独自のシステムを説明するフレーズも取り上げています。
- お客様側とスタッフ側の双方に立って、役立つ実践的なフレーズを取り上げていますので、自店舗でのロールプレイングにも役立ちます。
- 英会話だけではなく、メニューや販促ツールに転用して活用できます。
それでは見ていきましょう!
お客様をお席までご案内した後の注文対応のシーンを想定しています。
商品の説明やアレルギーに関する対応など、お客様が安心して食事を楽しめるように、自店のメニューと照らし合わせながら活用して下さい。
「注文対応」シーン
・Here’s your Oshibori first.
まずはおしぼりをどうぞ。
・I’ll be right there.
ただいま伺います。
・Are you ready to order?
ご注文はお決まりですか?
・May I take your order?
ご注文をうかがってもよろしいですか?
・What can I get for you?
何にしますか?
・What would you like?
何になさいますか?
・Would you like something to drink?
お飲み物は何になさいますか?
・Can I get you something to drink?
(フランクな言い回し) お飲み物は何にしますか?
・Do you need a little more time to decide?
まだお決まりではありませんか?
・And for you, sir/miss?
お客様は(何になさいますか)?
・The drinks are on the back of the menu.
ドリンクはメニューの裏側にあります。
・Which sake would you like?
どちらの日本酒がお好きですか?
・Would you like a glass with your bottle of beer?
瓶ビールと一緒にグラスもご利用になりますか?
・I’ll be right back with your drinks.
先にお飲み物をお持ちします。
・Here are today’s specials.
こちらが本日のおすすめです。
・Please select one of the two available menus.
2種類のメニューからお選び下さい。
・We have A, B, and C. Which one do you prefer?
AとBとCがありますが、どちらになさいますか。
・That comes with either salad or soup. Which would you prefer?
サラダかスープが付きますが、どちらがよろしいですか?
・What kind of dressing?
ドレッシングはどれになさいますか?
・How would you like your steak? (Rare, medium, well-done?)
ステーキの焼き加減はどのようにいたしますか?(レア、ミディアム、ウェルダン、どれがお好みですか?)
・I’ll check with the kitchen.
キッチンスタッフに確認します。
・Please let me check on it.
確認いたします。
・Oh, I’m sorry. We are all out of that.
申し訳ございません。そちらは売り切れてしまいました。
・Please let me repeat the order.
確認のため、ご注文を繰り返します。
・Okay, so that’s one Green Salad, one Grilled Chicken with rice and an apple juice. Is that right?
ご注文はグリーンサラダ、グリルチキンとライス、アップルジュース、以上でよろしいでしょうか?
・Is that everything for now?
ご注文は以上でよろしいですか?
・Would you like anything else?
何か他に追加のご注文はございますか?
・Do you have any food allergies?
アレルギーはありますか?
注文時の対応で役立つフレーズを記載しました。
自店のメニューを分析して、お客様から問い合わせの多い内容や、注文時にあらかじめ確認が必要なメニューをピックアップし、それに対応するフレーズを準備しておけばスムーズに対応できると思います。
英語メニューを準備している場合は、メニュー名だけではなくキャプション(小見出し、説明文)を設けて記載する方法もありですね。
アレルギー対応は外国人のお客様にも当然重要です。
アレルギーの特定原材料が使われている場合、そのメニューにあらかじめ記載しておいた方がいいでしょう。

笑顔とアイコンタクトの重要性
この注文対応の場面はお客様と接する時間が長いパートですので、英語で正しく伝えることはもちろん重要ですが、次の2点も意識して対応して下さい。
- 笑顔で語りかけること。
- 目線を合わせたアイコンタクトをすること。
英語の内容はともかく、外国人のお客様にはこの2つを意識して対応することで、印象が全く変わってきます。
私は外国語大学でしたので、学生時代は周りにさまざまな国籍の友人がいました。
彼らの弾けるような笑顔、そして会話の際にまっすぐ相手の瞳を見つめるアイコンタクトは非常に印象深く、勉強になりました。
日本人はこのアイコンタクトが恥ずかしくて苦手なお国柄と言われていますが、外国人から見て最も不快に感じる日本人の言動の1位が、「アイコンタクトを取らない」ことだと挙げられています。
外国人に対してだけではなく、全てのお客様に笑顔でアイコンタクトをとった接客対応を心がけていきましょう!
次回は「商品提供と様々な受け答えで役立つフレーズ」をお届けします。