皆さんこんにちは、齊藤です。
本日は飲食店で使える接客英語の第4回目です。
どんな人に役立つのか?
- 「外国人のお客様が多いから、お店で使える実用的な英語を学びたい」
- 「お店のシステムやメニューの説明などを確実にお客様に伝えたい」
- 「ご来店からお帰りまで、シーン別に使えるフレーズを沢山学びたい」
こうした飲食店のスタッフの方に役立つように、実際の営業の流れを意識した構成で英語フレーズを紹介していきます。
本記事の4つのメリット
- お客様のご来店からお見送りまでの各シーン別で役立つ実践的な英語フレーズを網羅しています。
- 実際の営業を想定しての細かいボキャブラリーや、日本の飲食店独自のシステムを説明するフレーズも取り上げています。
- お客様側とスタッフ側の双方に立って、役立つ実践的なフレーズを取り上げていますので、自店舗でのロールプレイングにも役立ちます。
- 英会話だけではなく、メニューや販促ツールに転用して活用できます。
それでは見ていきましょう!
お客様に商品を提供する場面で使える、商品名の伝え方や料理の召し上がり方、注意の促し方などを伝えるためのフレーズです。
ただ提供するだけではなく、ここでもしっかりとコミュニケーションを取っていきましょう!

「商品提供」シーン
・Here’s your pork ribs.
こちらがご注文のポークリブです。
・Here’s your Assorted Sashimi.
こちらが刺身の盛り合わせです。
・It is very hot. Please, be careful.
お皿が熱くなっておりますのでお気をつけください。
・Please do not touch the grill because it’s very hot.
とても熱いので、焼き網には触れないで下さい。
・I’m sorry for the delay. Your food will be right out.
お待たせして申し訳ございません。ご注文のお食事はすぐにお持ちします。
・Have you received all your meals?
ご注文のお食事はすべておそろいですか?
・Enjoy your meal!
ごゆっくりどうぞ!
商品提供の場面で想定されるフレーズを記載しました。
提供時にさりげなく一言添えることで、あなたの接客対応はより丁寧になるでしょう。
「食事中」シーン
お客様の注文の商品を無事に提供することができました。
しかしまだ安心はできません。
しっかりとホールをラウンドして、お客様の表情とテーブル上に目配り、気配りをしてあげて下さい。
お食事中に想定される様々なシュチュエーションに応じたフレーズもまとめました。
「中間サービス」という言葉でも表現できます。見ていきましょう。
・How is everything?
(食事中)お料理のお味はいかがですか?
・How was everything?
(食後)お料理のお味はいかがでしたか?
・Is everything okay so far?
今のところ大丈夫ですか?
・Are you done? Would you like me to take that?
お済みのお皿をおさげしてよろしいですか?
・Is everything all right?
ご満足いただいていますか?
・I’ll bring you another fork now.
すぐに新しいフォークをお持ちします。
・Would you like another drink?
お次のお飲み物はいかがですか?
・Would you like to see our wine list?
ワインリストをご覧になりますか?
・Do you want a dessert?
デザートはいかがですか?
・Do you want some coffee?
コーヒーはいかがですか?
・Can I get you anything else?
他に何かご注文はございますか?
・Have you finished your meal?
お食事はお済みですか?
・Excuse me. May I take your plates?
お済みのお皿をお下げしてもよろしいですか?
・Our kitchen(bar) is closing soon, would you like anything else?
食べ物(飲み物)のラストオーダーです。追加のご注文は宜しいですか?
・It is time to take the last orders. Is there anything else you would like to have?
ラストオーダーの時間になりました。他にご注文されたい物はございますか。
ここでの対応のポイントは日本人も外国人も関係なく、「お客様から頼まれる前に先手のサービスを行う」ことです。
普段は当たり前にできているサービスのはずが、外国人のお客様に対して
「英語でどう伝えれば良いんだろう?」
こう迷ってしまって、自分からお伺いに行けないのはもったいないことですよね。
全てのお客様に等しく良いサービスを提供したい。
様々なシーン別の英語フレーズをまとめた理由はこうした想いです。
「返答」フレーズ
続いてはお客様とのやり取りの中で、相手に「返答」「お断り」「お願い」を伝えるフレーズを用意しました。
「YES」「NO」以外にも適切に以下のフレーズを使いこなせるように取り組んでみて下さい。

・Certainly.
かしこまりました。
・Very well.
かしこまりました。
・No problem.
問題ありません。
・Sure. / Sure thing.
もちろんです。
・You’re welcome.
いいえ、どういたしまして。
・I’m afraid we are closed on Wednesdays.
申し訳ありませんが、水曜日は定休日になっております。
・I’m afraid we cannot do that.
申し訳ありませんが、それは対応致しかねます。
・I’m sorry, but we don’t have wine.
申し訳ありませんが、ワインの取り扱いはございません。
・We are all out of sushi today.
申し訳ありませんが、本日○○は品切れ(売り切れ)となりました。
・Could you wait a moment here please.
こちらで少々お待ち頂けますか?
・Just a second, please.
少々お待ち下さい。
・Could you say it again, please?
もう一度おっしゃってください。
様々なシーンで使える返答フレーズを抜粋します。
外国人のお客様は日本の飲食店に慣れていませんので、お店に滞在中は様々な疑問が生まれるのは当然ですよね。
あなたにたくさんの質問を投げかけてくると思いますので、状況に応じて使い分けて下さいね。
どういった質問が多いのかにも目を向け、よく起こりうるケースは全員で共有しておきましょう。
質問が多いのであれば、あらかじめメニューや店内に説明文を設けるといった対策もありです。
ここまでいかがでしたでしょうか?
最終回となる次の5回目は「お会計、お見送り時で役立つフレーズ」をお届けします。
最後までお読みいただきありがとうございます。